ささみこそ主食

会社員です。映画、ごはん、旅行が好き

ちゃんと本を読み始めた

最近、本当にここ1ヶ月ほど、意識して本を読み始めた。少し前にKindle Unlimitedに加入したのに加えて、近所の図書館の予約制度を活用しまくり、インターネットの海で気になった本を片っ端から予約→返却期限までに読み切り→返却ついでに取り置きの本を借りる…をループしている。

図書館も併用し始めたのは、Kindle Unlimitedはビジネス系のハウツーや浅く広く系の知識を拾うには良いけれど、ビジネス以外で興味のある分野や読みたい小説の取り揃えが(私の)需要に満たない、と感じたから。あと、予約制度を活用することで忘れたころに気になってた本を読めるのもなんだか楽しい。どうしても今読みたい!!という本はKindleで購入してしまっている。

 

 

SNSに飽きてきた

もともとふと気づけばSNSを見ている質だった。情報収集半分、ぼんやりとタイムラインを追うこと半分。情報収集はコスメや旅行先、グルメ情報が目的だったのだけど、コロナ禍になり情報収集欲がほぼ失せた。毎月あれもこれも全部ほしい!でクレジットカード無双していたが、ぱったりと消費欲が消えた。そうなると、ただぼんやりとタイムラインを追うだけの時間になり、SNSをを眺めているときもスマホを置いたときも虚無感がすごかった。時間の無駄だな〜〜と思いながら画面を眺めている感じ。

 

伏線を回収する機会が増えた

仕事の話になってしまうけど、社会人を6年間こなし、いわゆる中堅社員になりつつあり、中堅社員なりに色々な経験をした。これは今の業務でしみじみ感じているんだけど、「あのときの経験・知識がこんな形で役に立つとは…」ということが非常に多い。特に社会人1〜2年目で叩き込まれた知識・経験や会社の中での振る舞い方はかなり大きく今に生きている。当時おそらく「クソガキが…」と心の中で悪態をつきながら教育してくれた先輩本当にありがとうございます。

とにかく、思わぬ形で「あ〜〜〜あのときのこれやっといてよかった…」が多く発生し、「過去の経験・知識がいきると楽しい(同時に助かる)」ということを身を以て知る機会が増えたり、「あのときのこれってこういうことね?!」となることがとても多いのだ。

 

これって何も仕事のことだけではないと思っていて、正直ここ数年はプライベートが薄いんだけど、仕事に限らず趣味とか興味とか、全く役にたたない知識などないと思うようになった。役に立つというのは、私の中では知識として使えるというだけでなく、起こった出来事に対して過去の知識や経験から違った切り口で考えることができたり、テレビの中で誰かが発言していることに対して、「これってあのときのXXってことなんだろな〜」という、なんとなく世間の解像度が上がることも含む。そして、世間の解像度が上がったほうが、ただ生活しているよりも絶対に楽しいと思う。

 

そもそも本が好きだった

結局、本が嫌いというわけではないのだ。単純にコストや忙しさ的な要因で遠ざかっていただけで。幼い頃は近所まで移動図書館(小さなトラックのような車の内部に本棚をつくりつけていた)が来てくれていたのでそこで本を借り、小学生くらいになったら親に連れられてか連れていってくれといったのかは覚えていないけれど図書館で本を借りた。両方とも、上限いっぱいまで借りていたと思う。そして暇があれば読みふけっていた。その後受験やら漫画にはまったりやらで少し距離ができたけれど、高校生の頃もたまに本を借りに行ってたし(スティーブン・キングにはまっていた)、社会人になってからも仕事帰りに小説を買って帰ったりしていたなあ。幼少期の経験というか嗜好って、案外変わらないものなんだな。

 

とはいえ、本を再び読むようになったとはいえ、仕事がある以上は時間に限りがある。だから予めネットでリサーチして気になった本を図書館で予約するとか、Kindle Unlimitedの対象の本の中から仕事で役に経ちそうなものをピックアップして読むとか、なんとなく効率を意識したものになっていることは否めない。子供の頃のように、ずらーっと並んだ本の中からなんとなく気になったものを手にとって眺めるとか、なんの制約もなく本を読むこともしたいなあ、と思う。けどやりたいことは読書だけではないからね。

 

 

今はNotionで読書メモを作っているけど、まだ試行錯誤中なのである程度メモのとり方が確立されてきたら備忘のためにも整理したい。