ささみこそ主食

会社員です。映画、ごはん、旅行が好き

長い目でみるお金の使い方

気の利いたタイトルは相変わらずつけられない。

 

ここ数ヶ月、以前の私では考えられないくらい支出を抑えられている。数年前まで、毎月家計は火の車で、何に使っているかもわからないけどカードの支払いで給料が溶ける生活だった。毎月の請求額をみて、「おお・・・」とは思ったものの、気になったものを手に入れないと気がすまなかった。自分が何にいくら使っているか把握するのも怖くて、いわゆる家計簿アプリの導入もしていなかった。それでも年間で赤字になることはなかったし、年70〜100万円程度は貯金できていたから、まあいいかと思っていた。

 

支出を抑えるきっかけになったのは間違いなくコロナだと思う。

 

私の支出の大半は服と海外旅行代だった。旅行に関しては今も全く後悔していない。学生の頃から、体力があるうちに行けるところに行きたいと思って、お給料を突っ込んで年1で必ず旅行していた。永遠に有り余る体力があったとしたって、ノートルダム大聖堂のように過失で失われてしまう遺産もあるし、いつどこで起こるかもわからない戦争や紛争で失われる遺産・自然がある。だから老後の楽しみに〜なんて悠長なことを言っていられないと今も思う。(だからこそ早く安心して海外に行ける世の中になってほしい。切実に。)

服は、コロナ禍になり物理的に外出する機会が減り、自然と服がほしい!という欲求が減った。私は外見にかなりコンプレックスがあるので、せめて服装だけでもそれなりにしておきたい、という思いがあって、流行に追いつけている風になんとか取り繕っていた。センスが乏しいのでいつも同じような格好になっていたけれども。

 

外見のコンプレックスについて、年齢とともに少し考え方が変わってきたことも大きいと思っている。私は今年30を迎え、世間ではアラサーだなんだと揶揄される年齢である。30歳が大きな節目であることは確かだし、体型に少しずつ変化が出てきていることも確かだ。ババアだなんだと言われることが多くなることはあっても、自虐的に言うことではないと思うし、良い年の重ね方をしたい。そう考えたときに、着飾ることよりも自分自身を整えたほうが絶対に美しいよな、と思うようになった。肌や髪の手入れ、だらしなくない体型、などなど。結局は清潔感。ということで、服は少数精鋭で似合うものだけ持っていればOKで、その分美容や体型維持のためのジムに投資したい、と意識が変化している。実際、服も数ヶ月買ってないし(世間ではそれが普通なのかもしれない)、コスメもほぼ買ってない。この間ルナソルの夏コレ買ったけど。かわいい。笑

 

話が少し逸れたけど、支出を抑えて家計のバランスを見直して、長い目で見たときに自分にとってどこに課金しておくことが満足度が高いのかをじっくりと考えるようになったことはとても大きい、そして良い変化だと思っている。

もちろん目先の欲にくらむことは多少あるし、それによってルナソルの夏コレをぽちったりネイルをぽちったりはする。それでも自分に似合うか?とか飽きないか?とか、だいぶ熟考できるようになった。ストレスを課金で潰して精神を保つこと、ある程度は必要なのでバランスがだいじ。

 

今後はセーブした支出を投資に回したいなと思い、少しずつ勉強を始めている。わかりやすい本・ブログなどを読み漁っているところで、もっと勉強しないといけないことはあるんだけど。でも決して無駄なことではないからね、長い目でみて。